元不登校、母になる。

学校へ行かなかったけれど、大人にはなれる。でも子育てって大変。頑張れ(不登校の)後輩たち!

先生ってそんなに素晴らしいのか。

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先生の中には素晴らしい先生もいるし、その逆もいる。

 

基本、先生のことは尊敬するべきだ。

私もそう思っている。

実際に尊敬に値する先生は沢山いる。

 

しかし、母親が最初から完璧な母親ではないように、

父親が最初から完璧な父親ではないように、

先生も最初から完璧ではない。

 

学校の先生のお仕事は、大変だと思う。

朝早くから夜遅くまで、たくさんの業務がある。

一人の子供に構ってあげられる時間は限られているだろう。

 

だからこそ、一瞬一瞬の判断は人より研ぎ澄まされていなければ務まらないと思う。

 

教室に入れなくなった子供が行くのは、だいたいが保健室ではないだろうか。

保健室登校や別室登校をしている子も含めると不登校潜在的な人数はもっといると言われている。

 

私が最初に教室にいけなくなった時に向かったのも保健室だ。

学校に行かないという選択がなかった頃、保健室は避難場所だった。

 

でも保健の先生が私にかけた言葉にはショックだった。

「ここに毎日いられては迷惑だ。」

強制的な言葉で教室に戻ることを促したのかもしれないが・・・とにかく逆効果だったと思う。

 

保健室にいられなくなったら、今度は別室登校になる。

どうしても教室には戻れないのだ。

 

別室登校では、一日中自習という名の放置だった。

先生たちには、とにかく煙たがられていることを感じた。

嫌味な目で見てくる先生ばかりだった。

実際心ないことをたくさん言われた。

問題児は学校に来るな。と言われている感じがした。

先生からしたらサボってる子としか思えなかったんだろう。

 

今だったら、

「先生、煙たがらないでくださいよ。

私だって必死に学校にしがみついてるんですよ〜。」と言ってやれるけども、

当時の私が言えるわけもない。

 

家庭に居場所がない子は学校に居場所を求める。

学校に居場所がない子は家に居場所を求める。

どちらにも居場所がない子はどこに行けばいいのだろう。

 

今ではきちんと支援があると思うけれど、この段階で少しでも踏みとどまることができれば、子供の心の負担はもう少し少なくて済むのではないかな。

 

先生のかける一言が、本当は子供を救うのにも関わらず、

その一言が子供を傷つけていることがある。 

明らかなえこひいき、教室を乱す者を排除しようとする行為。

案外子供はよく見ていますよ。

学校の先生に言われた言葉は、他の大人に言われた言葉よりも心に残ります。

 

これからも先生に言われたこと、されたことを私は忘れることはないだろう。

かと言って恨むわけでも、忘れられないと怒りに震えるわけではない。 

人は完璧じゃないから、そうならざるを得ないんだろうと理解してみたいと思うし、

「ひどい大人もいたもんだ、こんな人間になってはならない」と反面教師にしたいと思う。

 

先生に不信感を抱いた君にもどうか届いて欲しい。

「先生も完璧じゃない。

無理に尊敬しなくてもいい。

そして君にはそういう大人にならないという選択肢があるんだよ。

子供のうちにそれに気づいちゃったね。

それって最高じゃない?」

 

そう思って強くなろう(笑)