子供に勇気をもらった件。
子供が英語で参加するワークショップへ出かけて行った。
申し込んでみたものの、結構ハードな内容だったのでついていけるか母としては不安だった。上の子は運動が苦手なので、体力的にハードなこのワークショップはちょっと向いてないかもしれないと思ったのだ。
しかも初めて会う人しかいない。友達も誰一人いないし、相手は外国の人…。
私がもし子供だったら絶対に無理だと思う内容だったので、もし「もういやだ」って言ったら次の日は行かせなくてもいいかと腹をくくって送り出した。
元不登校母は、とにかくそういうみんなで何かを作り上げる的なものが苦手だ。
団体行動とか人がいっぱいいるとか…人前で披露するとか…みんなで同じことするとか。
(なのに「よく参加させるよね〜。」ともう一人の自分のツッコミはしっかり受けてはいるが、子供自身が行きたいというのだから止める理由もあるまい。)
そして、帰宅すると「楽しかった!」と満足気に言ってきた。
全くもって、心配は無用だった。
発表の場で堂々と披露する子供を見て、元不登校母は感服した。
挑戦できるって素晴らしいな。
私も子供のころこんな風になれたらよかったなって思うけど、やっぱりそこは違うかなと思うのだ。
私のような子供に無理やりそういうことをやらせても、はるかに人嫌いが進んだかもしれない(笑)
トラウマになったかもしれない(笑)
人には向き不向きがあるんだよな。
子育てで面白いのは、人との接触を極端まで避ける母親から人とオープンに接することができる子供が生まれたり、あるいは逆だったり。
繊細な子供の親が繊細な子供の心をわからない人だったり、またその逆だったり。
自分とは違う種類の人間と触れることで人は成長する生き物なのだな。
できるだけ引きこもりたい元不登校母も、少し頑張って子供のためにそういう場に出て行こうとするのは、かなりの進化である。
鳶が鷹を産むのか、鳶は鷹を産まないのか、蛙の子は蛙なのか…正直どうでもいい。
大事なことは、親のエゴや固定概念で縛りつけず、向き不向きをしっかり見極めてその子の持ついいところを伸ばしてあげることだと思う。
後は勝手に成長していくはずだ。